「青い空のカミュ」 をプレイしてくださった皆様へ
『青い空のカミュ』が発売されてから一週間がたちました。
この作品はテーマである”人はなぜ大切なものをそのままにしておけないのか”を
二人の少女を取り巻く非現実的な不条理に絡めて進行する物語です。
ビジュアル、音楽、演出に関しては非常に高い評価を頂いており、こだわった甲斐がありました。
そして、ゲームの核となる物語についてですが、
本当に様々なユーザーの方々が多様な考察をして下さっています。
こちらの意図そのものの考察をなさっているものもあれば、
自分自身でも考えつかなかった解釈もあり、製作した自分自身が気付かされることもありました。
このような経験は今までに無かったことですので、シナリオを構築したものとして、とても嬉しく思っています。
既に何週目かのプレイをされている方もいらっしゃいます。
本当に作品をつくり上げたものとして喜びに堪えません。
もちろん、肯定的な意見ばかりであるはずもなく、
シナリオのボリュームやそもそものコンセプト等、批判的なご意見も受け止めております。
そのようなご意見も含めてすべてのユーザー様に感謝したいと思います。
今作は”芸術として美少女ゲームを作る”と言う、正直なところ何言ってるんだコハダは?
と思われてもしょうがないコンセプトで企画をスタートさせました。
ただ、今までの美少女ゲームが築き上げてきた文化を享受してきたものとして
美少女ゲームの可能性を少しでも拡大出来ればと思い『青い空のカミュ』を製作しました。
そこに意義を汲み取って頂けたご意見も幾つか拝見いたしました。
『青い空のカミュ』が美少女ゲームとしての新しい一つの形を示すことが出来れば幸いです。
プレイしてくだった皆さま、本当にありがとうございました。